2022.7.18
個別面談とグループ形式の違いについて

1.個別面談とグループ形式の違いについて

        

①現在は、グループ形式で行う「研修会」や「セミナー」が一般的です。

それでは、どうしてグループ形式が好まれるのでしょうか?

その最大のメリットは、短時間で人材育成を実施できるからだろうと考えられます。

このメリットは、企業側にとっても主催者側にとっても、双方にとって好都合だと思われます。

つまり、短時間という効率性を求めていることになります。

         

②一方、グループ形式によるデメリットは、何でしょうか?

数十人規模のグループの場合、企業や主催者の都合により、或る決まった時間内(半日または1日等)での終了を目指すように進めることになります。

この場合、数人の受講者がその進行スピードに馴染めずに理解できなかったとしても、人材育成は進められます。

また、人によってその理解度に差があったとしても、それを確かめる時間的余裕も無い場合が多いと考えられます

そして、グループ形式で行う「研修会」や「セミナー」の中では良く理解している受講者がいても、それが終了してしまうと直ぐに過去の日常業務に戻ってしまいます。

つまり、個人差の理解度を是正することが難しく、かつ「研修会」や「セミナー」による効果を確認することも難しい点がデメリットとなります。

             

③その点、個別面談の場合は、受講者のスピードに合わせて進めることが可能です。

理解していないと主催者が判断した場合は、受講者が理解できるように例え話などを交えて、受講者の理解を深められます。

また、個別面談の場合は、受講者の業務に支障が出ないように、内容を分割することが可能となります。

例えば、1か月に1時間半以内の個別面談を、何回か分割して進めることができます。

場合によっては、前回の面談の内容を振り返ってもらい、受講者の反応を確認することも可能です。

つまり、主役は受講者本人であり、受講者の理解度を深めながら、その後の反応をみて進めることが可能となります。

個別面談では、短時間という効率性よりも、受講者に合わせた進め方によって、本来求められる効果に焦点を当てられると考えます。

        

 持続経営では、時間の効率よりも、効果(本人の「スッキリ度」や「満足度」)に軸足を移すため、個別面談にこだわっています。