「甘え」と「期待」の関係
1.「期待」する背景には、「甘え」がある
(1)相手への期待は、自分から相手への一方通行な想いである。
・相手は自分の期待の内容を知らないし、自分も相手に期待している内容(相手にしてもらいたい具体的な内容)を伝えていない。
(2)相手に期待した瞬間、自分は相手より少し目線が高くなっており、相手の価値観や相手の気持ちから離れている。
・相手に期待する瞬間、相手のことは眼中に無く、自分の想いだけになっている。
(3)特に、相手に期待するのは、相手と自分が親しい間柄の場合に、生じやすい。
・それが、自分の「甘え」であるとは、全く認識していないことが大半である。
(4)相手の言動が期待通りであれば、より親密になる。
しかし、相手への期待が大きくて、相手の言動がその大きな期待を大きく下回ると、自分は相手に「強い怒り」を覚えることになる。
・それは、相手にとっては良い迷惑である。
2. 「甘え」とは何か?
「甘える」を、広辞苑や明鏡国語辞典で調べてみる。
・相手の理解や好意を期待して、べったりと頼り切る。
・人の親切や好意を、遠慮なく受け入れる。
(1)「甘え」では、相手の好意を事前に期待したり、相手が自分のことを暗に理解してくれていることが、前提となっている。
(2)「べったりと頼り切る」とは、相手に全て依然している状態を意味している。
つまり、自分自身が行動する意思は無い。
(3)「遠慮なく受けいれる」とは、意識的に受けいれるのではなく、当然のこととして、無意識に受けいれていることが現れている。
3. 「期待」とは何か?
「期待」を、広辞苑や明鏡国語辞典で調べてみる。
・望ましい状態や結果をあてにして、その実現を心待ちにすること。
(1)「望ましい状態や結果」とは、当然自分にとって望ましい状態や結果である。
(2)「実現を心待ちにする」ことから、自分自身が行動する意思は全く無いことが分かる。
4.「期待」する内容は、どういうことが考えられるか?
相手に期待する内容は、自分の「過去や現在」の「希望や言動」に、関連することが考えられる。
①過去自分が出来なかったことを、相手に期待する。
②過去自分がやって来たことを、相手に期待する。
③今の自分に出来ないことを、相手に期待する。
④今の自分なら難なく出来ることを、相手に期待する。
・上記の①~④のどれか一つか、複数の組み合わせかは、その時の状況によって変化すると考えられる。
『「甘え」と「期待」の関係』のまとめを、以下に書いてみる。
相手に「期待」する時、自分自身に「甘え」があるとは、全く認識していない。 それが、自分の相手に対する「怒り」になる場合がある。 |